デンソーテクニカルレビューVol.11 No.2
巻頭言
グローバル展開とモノづくり,人づくり(PDF:154KB)
取締役副社長 松本和男
特別寄稿
射出成形における可視化実験解析技術の発展(PDF:651KB) |
東京大学教授 横井秀俊 |
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特集「部品加工技術」
基調論文 デンソーの部品加工技術の現状と今後の展望(PDF:453KB) |
黒田吉孝 |
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軽量化・高性能化に貢献する自動車用熱交換器部品加工技術 自動車用熱交換器において高性能化・小型軽量化が進められてきたが、その重要部品であるチューブ、フィンの成形がキー技術となる。これまで、薄肉の突合せ溶接チューブや補強リブ付きチューブ、高性能フラットトップフィン、微細多穴チューブなどを製品の動向・ニーズに合わせて、ロール成形、連続押出しの解析技術などを用いて独自の工法開発を行ってきた。 |
光川一浩 |
合金工具鋼の組織・強度改良を伴う塑性加工法(PDF:403KB) |
宮下 修 / 田中雅三 |
コンミテータ一体コイルの線材冷鍛技術の開発 自動車の燃費向上の一環として、エンジンスタータの小型化を推進している。コンミテータをコイルと一体化した世界初の回転子構造により小型化を実現する。そのキー技術がコンミテータ一体コイルの加工技術である。不安定で複雑形状の本コイルを高精度・欠陥レス・材料高歩留まりで加工する技術開発、そして高生産性でコンパクトな治具循環搬送同期サーボプレスとパンチ形状を最適化した金型の開発に取り組んだ。 |
高田雅広 / 出来田博之 / 加藤儀和 / 小関祥代 / 中島邦彦 / 奥谷健一郎 |
超音波によるパンチの連続打撃式穴抜き加工 - 装置の試作とマイクロ穴の加工特性 - 直径数mm~数十µmの微細穴あけ加工において近年より高い径精度および高品質の加工面が要求されている。そのようなニーズに対して、プレスによる穴あけ加工では、ダレや破断による径精度や加工面の品質悪化が問題となっている。そのようなプレス加工の問題に対して、超音波を利用し工具を振動させ加工することにより、破断面を減少させることが可能であることを明らかにした。 |
星山卓志 / 竹増光家 / 山崎 進 / 三浦秀士 |
自動車部品製造における精密・マイクロ加工の現状と動向(PDF:336KB) |
加納史義 / 小嶋久稔 |
セミドライ切削用高潤滑切削油剤の開発(PDF:361KB) |
永田雅亨 / 森田浩充 / 池島昌三 / 佐々木啓次 / 山田理生 / 岩佐昌光 |
デンソーにおけるダイカスト部品の高品質化の取り組み(PDF:446KB) |
高木博己 |
アルミダイカスト用省エネルギー溶解保持炉の開発(PDF:336KB) |
肥後徳仁 / 西川浩司 / 浜田俊彦 / 廣瀬雅信 |
ケーブルインサート部に防水性を付与する成形溶着技術(PDF:362KB) |
荒井 毅 / 神谷義孝 / 古橋正至 / 若林宏之 / 中島淳生 |
電装品における薄板・小型部品の溶接(PDF:365KB) |
漆崎 守 |
二方向照射による溶接変形量の低減 -レーザ溶接による自動車部品のミクロン・サブミクロンレベルにおける変形挙動に関する研究(第3報)- 近年、製品の小型軽量・高機能化に伴う高精度接合要求が増大している。この接合高精度要求に対して低歪み加工であるレーザ溶接を展開してきたが、溶接後に発生する変形を数µm以下に抑制することは困難であった。そこで、円筒部品の全周溶接における真円度変化に対し、現象解析及び、理論解析を行い、その変形挙動を明確にした。更にこの変形挙動に基づき、同時に多点で歪みを発生させ、歪みを合成することにより変形を抑制する、低歪み溶接技術を提唱し分光入熱により変形抑制が可能であることを実証した。 |
白井秀彰 / 漆崎 守 / 望月正人 / 豊田政男 |
レーザ溶接状態インプロセス評価技術の開発(PDF:485KB) |
村尾増昭 / 榊原 誠 |
PALAP™基板へのLSI内蔵技術開(PDF:392KB) |
>神谷博輝 / 三宅敏広 / 小林 亀 / 近藤宏司 |
パワーデバイス裏面電極と鉛フリーはんだの界面構造と接合性(PDF:341KB) |
粥川君治 / 棚橋 昭 / 坂本善次 |
Thermal Cycle Reliability of 3D Chip Stacked Package Using Pb-free Solder Bumps : Parameter Study by FEM Analysis(PDF:233KB) |
則武千景 / Paresh Limaye / Mario Gonzalez / Bart Vandevelde |
薄肉射出成形による繊維強化品の変形挙動 - 線膨張係数の異方性や繊維配向分布がそりに及ぼす影響 - 繊維強化樹脂を用いた射出成形品は流動過程中の繊維の配向によりそり変形が生じ、成形不良となりやすい。繊維強化樹脂において薄肉射出成形を行う場合、一般的な成形品である板厚が3mmの場合と比較し、樹脂流動の高速化や繊維の影響により樹脂流動は複雑化すると考えれられる。 本研究では繊維強化樹脂の薄肉成形板のそり変形、繊維配向度や線膨張係数を詳細に調べることにより、繊維配向状態、物性の分布と変形との関連を明らかにしたので報告する。 |
古橋 洋 / 佐藤和人 / 山部 昌 |
粉体離型剤付着予測技術開発と適用(PDF:376KB) |
亀山吉朗 / 飯見秀紀 / 濱田俊彦 / 土居正勝 |
部品競争力を支える型技術開発(PDF:422KB) |
鬼頭秀仁 |
新製品開発を支える型技能者の育成(PDF:447KB) |
>桂 功 |